審査に落ちないためのポイント
現金でガソリンを給油するよりもお得なガソリンカード。

ガソリンカードがあればクレジットカードでお金を支払うのと同じ感覚で、いつでもスピーディーにガソリンを給油することができます。

クレジットカードとガソリンカードの違い、それは給油に特化されたカードであるかどうかです。

車両を多く運行する法人や、ガソリンを給油する機会の多い個人の方にとても人気で、ガソリンカードを利用することで、ガソリン代の節約やガソリン代の把握・管理に役立つメリットがあります。

ここではガソリンカードの審査に落ちないために押さえておきたいポイントを分かりやすく解説しているので参考にしてください。


ガソリンカードの基準も基本的にはクレジットカードと同じ

クレジットカードと審査は同じ
クレジットカードを使うと、1ヵ月分の利用代金は後日まとめて支払うことがになります。

ガソリンカードも同じで、1ヵ月分のガソリン代を後日まとめて支払うことができます。

ガソリンカードは使える場所や機能が限られているものの、基本的にはクレジットカードと同じ仕組みで利用代金は後払いとなります。

そのためガソリンカードもクレジットカードと同じ基準で審査が行われており、クレジットカードの審査を受けるときのように慎重に申し込みをすることが大切です。

ここでは審査に大きな影響を与える「3C」について分かりやすく解説しています。


Capacity(返済する力)

返済する力とは収入です。収入がなくては支払いをすることができません。審査では収入の多さがとても大きく影響を与えています。

原則として本人の年収の有無、そして年収額をベースに審査が行われますが、同一の生計であれば家族の収入をプラスできる場合もあります。

ガソリンカードは1ヵ月分の利用代金を後払いします。一時的にお金を借りている状態になるのですから、後から返済できない可能性がある人は審査に通ることができません。


Capital(資産)

資産とは、車や住宅、預金額などです。資産があれば、万が一ガソリンカードの利用代金が支払えなくなってしまった場合でも、資産をもとに未払い金が返済される可能性があります。

資産が全くない場合、未払い金を回収できる見込みはありません。審査では資産の有無もチェックされています。

Character(性格)

そして審査において重要視されているのが性格です。真面目な性格であるかどうかは、クレジット取引においてとても重要です。

例えば、勤続年数の長い方は真面目に仕事をしていることが伺えます。またこれまでの利用実績からは浪費癖がないかどうか、きちんと返済しているかどうかを読み取ることができます。

真面目で信用できる性格かどうかはとても大切です。ケアレスミスでも間違えた情報で申し込みをすることは、信用できないと判断されてしまう場合があるので注意しましょう。


発行にあたって信用情報が利用される

信用情報が利用される
一部機能が限定されているものの、クレジットカードと同じように後払いで利用代金を支払うガソリンカードは審査を受ける必要があります。

ガソリンカードの申し込み時に行われる審査では個人の信用情報が利用され、ガソリンカードを発行しても問題がないかどうか判断されています。

ここでは審査の基本、信用情報について分かりやすく解説しています。

これまでにクレジットカードに申し込みをしたことがない方、また過去に審査に落ちてしまった経験がある方は参考にしてください。


信用情報とは?

信用情報とはクレジットカードやローンをこれまでどのように利用してきたのかということが分かる情報です。

信用情報には本人を特定するための情報、契約内容に関する情報、返済状況に関する情報、取引事実に関する情報、申し込みに関する情報などが登録されています。

ガソリンカードに申し込みをすると、登録されている信用情報をもとに申し込みされた内容と相違がないかどうか、これまでの利用履歴に問題はないかどうかなどがチェックされます。


3つの機関が情報を扱っている

日本では指定信用情報機関として下記の3社が信用情報を扱っています。

・株式会社シー・アイ・シー(CIC)
CICには各クレジットカード会社や信販会社、信用保証会社、一部の消費者金融や銀行、労働金などが加盟しています。

・日本信用情報機構(JICC)
JICCには消費者金融や商工ローンなど貸金業を営む業者などが加盟しています。

・全国銀行個人信用情報センター(KSC・JBA)
銀行などが加盟しています。

登録されている信用情報については本人開示制度によって、自分の信用情報を確認することができます。

過去にクレジットカードの審査に落ちてしまった経験のある方は、一度自分自身の信用情報がどのような内容で登録されているのか確認してみることをおすすめします。


審査落ちするよくある理由

審査落ちする理由
クレジットカードやガソリンカードの審査に落ちるのは必ず理由があります。

クレジットカードの審査に落ちてしまった経験のある方はどうすれば審査に通るのかよりも、審査に落ちる理由を少しでもなくすことがとても重要です。

ここではガソリンカードの審査に落ちる場合によくある理由を分かりやすく解説しています。

これまでに審査に落ちた経験のある方は必ずその理由を確認し、何か対策できることはないか準備をしておきましょう。


信用情報に傷がついている

信用情報に傷がついていると、審査に落ちる理由になります。信用情報における「傷」とは支払いの延滞・遅延や強制解約の事で、これを「異動」と言います。

これまでに60日間以上支払いが遅れた経験のある方や、クレジットカードなどが強制解約された経験があると、信用情報に異動として登録されこれが理由となって審査落ちしてしまいます。

異動情報は信用情報機関によって1年から5年を超えない範囲で履歴が残ります。これらの情報が残っている間は、まずガソリンカードを含むクレジット審査に落ちると考えましょう。

また審査に落ちる理由に多いのが、スマホや携帯電話の本体代金が未納となっている場合です。

本体を分割払いすると、毎月の電話代とともに請求されます。携帯代やスマホ代が支払できていないと、信用情報に傷がつきます。

信用情報には分割払いやショッピングローン、リースなどの返済履歴も含まれます。これらの支払いが遅れていると審査に落ちる理由となるため注意しましょう。


職業がアルバイトやパート

職業がアルバイトやパートの方よりも、正社員として働いている方のほうが審査に落ちる可能性は低いです。

ただし正社員の方でも転職を繰り返すなどして勤続年数が極端に短い場合などは審査に落ちる理由になります。

アルバイトやパートでも収入が多かったり、働いている期間が長いと審査に通る可能性は高まります。

もしもアルバイトやパートで審査に落ちる場合は、他にも理由がないか確認してみましょう。


申込書の記入内容を間違えている

ガソリンカードの申込書に記入した内容と実際の情報が間違えていると審査に落ちる理由になります。

審査を進める中で書き間違えや入力間違えがある場合、虚偽申告だと判断されてしまう場合があることが理由です。

また申込書に書いた連絡先になかなか電話がつながらないなど、本人確認や在籍確認ができないと審査に落ちる理由になるため注意しましょう。

審査では真面目な人かどうかもしっかりチェックされています。落ちる理由をなくすには、焦らず慎重に申し込みをすることも大切です。


短期間にクレジットカードの申し込みをし過ぎている

短期間に集中してクレジットカードの申し込みをする多重申し込みは、審査に落ちる理由になります。

信用機関では申込情報が照会された履歴が6ヵ月間残ります。過去半年以内にクレジットカードの申し込みが集中していると、お金に困っていると判断されてしまうことが審査落ちの理由です。

特に審査に落ちてから短期間に再度クレジットカードの申し込みをしてしまうと、次の審査に落ちる可能性を高める理由になってしまいます。
少しでも審査に落ちる可能性をなくすには、前回の申し込みから6ヵ月以上経ってから申し込みをしましょう。


総量規制により発行できない

キャッシングが使えるクレジットカードの場合、他社からの借入残高が多く、総量規制に該当してしまうと審査に落ちる理由になります。

総量規制とは年収の3分の1を超えた貸し付けを規制する法律です。総量規制に該当する場合は、キャッシング枠を付帯せずに申し込みするなどして対策しましょう。

この他にもガソリンカードは割賦販売法の影響を受けて審査に落ちる場合もあります。

割賦販売法とは過剰なクレジット機能の利用を抑制することが目的の法律です。

年間の支払可能見込額よりも、ショッピング利用可能枠や分割払いの残高がオーバーしていると、審査に落ちる理由になります。


法人向けのガソリンカードにお申し込みの場合のコツ

法人向けガソリンカードの場合
ガソリンカードがあれば経費管理がとても楽になるため、車両ごとや従業員ごとにガソリンカードを発行している法人はとても多いです。

法人の場合、ガソリンカードの利用代金は個人の方よりも高額になることがほとんど。

そのため法人向けのガソリンカードは利用金額が大きくなりやすい分、個人向けのガソリンカードよりも審査難易度が高めになっています。

ここでは法人向けのガソリンカードに申し込みをする場合に、少しでも審査に通過できる可能性を高めるコツを紹介しています。


会社のホームページを信頼できるものにする

どんな会社か分かりにくい法人の場合、審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。インターネットによる情報収集が当たり前となっている現在、会社のホームページはとても重要です。

ホームページは会社の顔と言っても過言ではありません。設立間もない法人であっても、ホームページで信頼性をアピールできれば、審査にプラスの影響を与えることができます。


固定回線の電話番号を持つ

ガソリンカードを含む、法人向けのクレジットカードの審査で最も重要なのが固定電話の有無です。

連絡先が代表者の携帯番号になっているケースは、かなり審査に落ちる可能性が高くなっています。

ガソリンカードやクレジットカードの審査落ちを避けるには、固定回線の電話番号を持つことが一番の対策となります。


審査が甘いガソリンクレジットカードは存在するのか?

審査が甘いガソリンクレジットカード
ガソリンカードを使うとガソリンの給油がとてもお得になる他、支払いがスピーディーでなおかつ、1ヵ月間のガソリン代が把握しやすいメリットがあります。

しかしガソリンカードもクレジットカードと同じ基準で審査が行われるため、中には審査に落ちてガソリンカードが作れなかったという方もいます。

ガソリンカードを作るためのコツ、それは余分なサービスを省くことです。

ここではできるだけ作りやすいガソリンカードをお探しの方におすすめのサービスを紹介しています。


一般向けは「コスモ・ザ・カード・ハウス」

コスモ・ザ・カード・ハウスはコスモ石油のサービスステーションのみで利用ができるガソリンカードです。

一般的なクレジットカードやクレジット機能付きのガソリンカードとは違い、コスモ石油のサービスステーションではないお店でカードを使ってお金を払うことはできません。

そのためどこでも使えるクレジット機能付きのガソリンカードと比較すると、コスモ・ザ・カード・ハウスは使いみちが限定されている分審査に通る可能性の高いサービスになっています。

コスモ石油ではクレジットカードの取り扱いもありますが、ガソリンの給油だけの利用を検討している方は、審査通過の可能性の高いガソリンカードがおすすめです。

またコスモ・ザ・カード・ハウスには無料のETCカードも付帯しているため、コスモ石油を利用する機会が多いかたで、なおかつETCカードが欲しい方にとても人気があります。

年会費初年度無料
翌年以降500円(税別)
クレジットカード機能なし
※全国のコスモ石油サービスステーション(一部店舗を除く)専用で利用可能。
ETCカード無料
ガソリン割引・特典会員価格で給油が可能
【入会特典】
新規入会時、ガソリン・軽油・灯油を合計50リットルまで、10円/リットルでキャッシュバック。
※入会後最大3ヵ月間、一部店舗を除く。
ポイント・マイルコスモ・ガソリンマイレージ



法人向けなら「ETC協同組合のガソリンカード」

ETC協同組合とは中小企業や個人事業主向けに法人向けのETCカードを発行している組合です。

ETC協同組合では、法人向けETCカードだけでなく法人向けのガソリンカードも取り扱いしています。

ETC協同組合の法人向けガソリンカードは、クレジット審査がないのでとても作りやすくなっているのが特徴です。

新設して間もない法人はクレジットカードの審査に落ちてしまうことがよくありますが、ETC協同組合のガソリンカードはクレジット審査なしで作れるので、起業して間もない法人や個人事業主にとても人気があります。

ETC協同組合による独自の審査が行われるものの、一般的なクレジットカードの審査と比較するととても審査に通りやすくなっています。

法人クレジットカードや石油会社が直接発行するガソリンカードと比較すると、利用できる機能や特典は限定されていますが、何よりも審査に通りやすいメリットがあります。

経費削減や経費管理のためにガソリンカードの導入を検討しているものの、現時点ではクレジットカード審査の通過は難しい場合に、ETC協同組合のガソリンカードはとてもおすすめです。

費用【出資金】1万円
発行手数料、年会費、事務手数料は無料
※出資金は組合退会時に返金されます。
提携先ENEOSまたは出光を選択
ガソリン割引全国平均価格より毎月末に算出(後決め方式)
特徴車両ごとにガソリンカードの発行ができるため、不正利用の防止に役立ちます。