法人カードで比較

法人カードで比較

法人向けガソリンカードの選び方のページでも触れましたが、法人向けガソリンカードの値引き特典には2パターンあります。

この2パターンというのは、キャッシュバックや一律値引きなど、個人向けガソリンカードと同様の値引き特典のパターンと、カード契約の際に提示される契約価格で給油ができるという法人カード特有の値引き特典のパターンです。

この契約価格というのは法人カード契約時に設定されるガソリンの優待価格のことですが、これは店舗やその法人全体のガソリン給油量によって大きく異なります。

契約価格というのは公開されていない情報のため、なかなか比較することが困難になっています。そのため、ここでは契約価格でのガソリン優待をしているカードは除外して比較をしていきたいと思います。

契約価格は法人によってもそれぞれ異なるので、お得なカードをきちんと検討したいという方は、当ページだけでなく、実際に店頭でも相談をして決定することをおすすめします。

今回、シナジーJCB法人カード、シェルビジネスカード、三井ビジネスパスJCBの3カードを比較しますのでぜひ参考にしてください。

法人カード3種類を比較検討

年会費

年会費についてはどれもあまり変わらない価格帯であるように感じられますが、法人カードに関しては、複数枚カードを発行される方も多いと思います。

複数枚発行すれば、年間の経費もその分大きくなるので、自社にとって最もパフォーマンスのいいカードを選ぶようにするのがおすすめです。

その観点からみるとシナジーJCBは、年会費は高いですが、ガソリン給油量の多い企業におすすめのカードになります。

というのも、仮にガソリン価格を160円とした場合に、シェルビジネスカード、三井ビジネスパスJCB の最大3.0%のキャッシュバックは4.8円値引きに相当し、シナジーJCBの方がよりお得に給油できるからです。

注意点は、シナジーJCBはESSO、Mobil、ゼネラルでしかお得に給油できないものになっているので、これらのスタンドが利用できる環境にあるかどうかは確認する必要があります。

対して他の2カードは高速道路の料金もお得になるので、より多くの場面でお得になるのがうれしいポイントです。

シナジーJCBは年会費は高いが、ガソリン給油量の多い企業におすすめ。

リッターあたりの割引額

割引額については、年会費の項目でも説明したように、ガソリン価格を仮にリッター160円とした場合、最大3.0%のキャッシュバックのシェルビジネスカードと三井ビジネスパスJCBは最大でも4.8円/L引きの計算になるので、シナジーJCBの最大7円/L引きの方がお得です。

しかし、その分年会費も高く、お得に利用できるのはESSO、Mobil、ゼネラルのみ。シェルビジネスは高速道路でもお得な利用ができるのが特徴ですが、さらにすごいのは三井ビジネスパスJCBです。

このカードは全国のガソリンスタンド、高速道路でお得なだけでなく、タクシー代、JR券、航空券、ホテル宿泊料金などもキャッシュバックの対象になるので、使いやすいカードです。

値引きされる条件

値引き条件に関してはもっとも難易度が低いのがシナジーJCBです。

シナジーJCBは月間のカード利用額によって値引き額が決まりますが、70,000円以上の利用で7円/Lの値引きになるカードです。

法人での利用であれば小規模の企業でも到達しやすい額ですので、どんな方にも利用しやすいカードになっています。

シェルビジネスカードと三井ビジネスパスJCBに関しては、月間カード利用額50,000円以上の利用から0.5%のキャッシュバック率が適用され、最大で1,000,000万円以上の利用で3.0%のキャッシュバック率になります。

特徴的な特典

シナジーJCB法人ではスピードパスという清算システムがあるのが特徴です。

これは電子マネーのようにかざすだけで支払いが可能なサービスで、ガソリン利用金額はカード利用金額の請求時にまとめて請求される仕組みになっています。

そのため、社員に経費支払い用クレジットカードを持たせたくない方におすすめの特典です。また、シェルビジネスカードと三井ビジネスパスJCBカードでも似たようなサービスを提供しています。

それはシェルビジネスならばシェル以外では利用できないカード、三井ビジネスパスならば三井石油以外では利用できないカードの発行サービスで、不透明な経費が気になる経営者の方におすすめの特典になっています。


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